
真っすっぐに伸びた手首と、親指を組んだ手のひらが90度になるように、肩が耳まで付くように意識しながら、下腹をも引き上げるように上げる。
第1動は呼吸法なので、肩を上げる時に深く息を吸い込み、同時に肛門括約筋を引き締めるようにする。下がるときはお腹が出ないように腹筋を意識する。
肩を上げ下げすることによって、肩のマッサージ効果があり、高血圧の人が第1動を60回やると血圧が20ほど下がるそうです。自彊術は31動作を連続しておこなうところに効果があるのですが、全体を通して続けることができない方は、この第1動作だけでも続けることをお勧めします。
引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう
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