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自彊術は31動で1つの完全な体操であって1動だけでは自彊術の目的を達する事はできない。

自彊術を考案したのは中井房五郎氏だが、自彊術道場を作ったり、自彊術の解説本を出版したりと、私財を投じて普及に努めたのが、十文字 大元(じゅうもんじ だいげん)氏だ。現在の自彊術につながっている。

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十文字 大元(年齢不詳)氏。著書 自彊術の解説と実験談(googleブックス)から転載。


十文字氏は、日本で初めてのガスメーターを開発し、水道メーターなどの製造・販売する金門商会を創始した実業家で発明家だった。活動写真の弁士もやっていた記録とされている。

十文字氏が神経痛を病んで治療を受けたのが、透視能力を持った天才的治療家の中井房五郎氏。中井氏の手技療法によって治癒したのがきっかけで、誰でも自分で出来る治療法はないかと中井氏に相談する。

自彊術が最初中井先生によって教示せられた時に、私は私の微力の有らん限りをつくして、その宣伝に当たるべきを誓ったのであった。当時私の病手はいまだ充分に執筆の自由を許さなかったけれども、先生の示されるがままに、これを筆記し、同席の諸君と共に実演を試みつつ、2時間ばかりの間にその全部を完了したのであった。

その後練習を積むに従って、その効果の顕著なるを知ったのであるが、先生は各動に対する説明を求める者に対して、常に
「この体操は31動を以て、1個の完全なる体操とするものであって、その全部を行うにあらざれば、充分に目的を達することが出来ないのである。

従ってこれを部分的に行うべからざると同時に、部分的に説明する要なきものである。殊にその効果の如きも一々これを挙げて言う必要はない。只これを実行しさえすれば、千差万別の体躯は格別にその効果を体得するに至るのである。しかもその千變萬化の効験は到底これをつくし得られるものでない。

仮に第1動にはかくかくの効果が有り、第2動にはこれこれの効験が有るといえば、これを聴く者の多くは自己の健康状態に鑑みて、銘々勝手にこれを行うと云うことになるから、反って全一の効果を得ない事になる虞(おそれ)が有る」


と云われて、その後「自彊術」の著書を刊行されるに際しても、各動に対する説明はすこぶる簡明に、その効果に関しては片言も費やされずして今日に至っているのである。・・・(自彊術の解説と実験談から抜粋転載)

人間は健康を保つためには、毎日自ら彊(つと)めて休んではいけないという意味で「自彊術」と命名し、十文字氏は、この体操を広く普及させたいと私財を投じて自彊術道場を建設する。道場を無料で開放するほかに全国各地で講演や実演を行った。


自彊術の普及に努めた 十文字 大元氏と 十文字学園

大正13年12月21日、57歳の若さで逝去しているが、十文字氏が創始した会社は現在も続いているのだ。


十文字学園(東京都豊島区北大塚1-10-33)は、十文字氏の妻こと氏が大正11年に(前身は文華高等女学校)創立している。

こと(旧姓は高畑)氏は、女子高等師範(現在のお茶の水女子大学)を卒業、京都府尋常師範学校女子部(現在の京都教育大学)の教諭、東京市本郷区龍岡町(現在の東京都文京区湯島4丁目)の日本女学校(相模女子大学)教諭を勤めている。

夫の十文字氏が、全国規模で普及活動を行っていた自彊術による体操を、学園の身体教育に取り入れ、現在も同校では朝礼後に、十文字学園伝統の自彊術体操が行われている。

こと氏は84歳で逝去されているが、現在90年の歴史ある十文字学園は、自彊術と共に未来永劫続いて行くだろう。
 
posted by みなさぶろう at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自彊術について: | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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