睡眠には筋肉をリラックスさせる効果が知られているが、短期的には、食べ物の摂取よりも重要であると言われている。
睡眠時のスタイルだが、両の手を伸ばし、足も開いて、漢字の大の字のように寝ると、疲れが取れ易いとは昔トレーナーに聞いた事がある。お試しを。
寝る子は育つと言う言葉どうり、睡眠時には成長ホルモンが分泌され、トレーニングで鍛えた筋肉や骨格が、ボクサーの身体を形成していく。
また、トレーニングなどで痛めた傷や、スパーリングなどで付いた肌の擦過傷も、試合に負けた時のストレスも、睡眠時の新陳代謝で除去され、癒されていく。
就寝前の風呂は、ぬるめのお湯が効果があり、熱い風呂は逆効果で、交感神経の働きが活発になって、寝られなくなると言うのが、現在の教えだが、昔は熱い風呂に入った方が筋肉がほぐれると言われていた。
睡眠が不足した場合に、最も影響を受けるのは集中力なので、試合の前の睡眠は大切である。
現在は、試合前の計量も前日計量になり、「腹が減って寝られなかった」などという事はないだろうが、当日計量だった昔のボクサーには多かった。
当日計量を終えて断食から解放され、腹が満たされて試合までの数時間の仮眠を取っていて、試合時間に遅刻したボクサーもいた。
睡眠から目覚めても、身体の方が完全に覚醒するまでには、数時間を要すると言われている。なので、試合当日は6時間以上前には、目覚めていたほうがベストだと思う。
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