自彊術は31動で1つの完全な体操であって1動だけでは自彊術の目的を達する事はできない。

自彊術を考案したのは中井房五郎氏だが、自彊術道場を作ったり、自彊術の解説本を出版したりと、私財を投じて普及に努めたのが、十文字 大元(じゅうもんじ だいげん)氏だ。現在の自彊術につながっている。

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十文字 大元(年齢不詳)氏。著書 自彊術の解説と実験談(googleブックス)から転載。


十文字氏は、日本で初めてのガスメーターを開発し、水道メーターなどの製造・販売する金門商会を創始した実業家で発明家だった。活動写真の弁士もやっていた記録とされている。

十文字氏が神経痛を病んで治療を受けたのが、透視能力を持った天才的治療家の中井房五郎氏。中井氏の手技療法によって治癒したのがきっかけで、誰でも自分で出来る治療法はないかと中井氏に相談する。

自彊術が最初中井先生によって教示せられた時に、私は私の微力の有らん限りをつくして、その宣伝に当たるべきを誓ったのであった。当時私の病手はいまだ充分に執筆の自由を許さなかったけれども、先生の示されるがままに、これを筆記し、同席の諸君と共に実演を試みつつ、2時間ばかりの間にその全部を完了したのであった。

その後練習を積むに従って、その効果の顕著なるを知ったのであるが、先生は各動に対する説明を求める者に対して、常に
「この体操は31動を以て、1個の完全なる体操とするものであって、その全部を行うにあらざれば、充分に目的を達することが出来ないのである。

従ってこれを部分的に行うべからざると同時に、部分的に説明する要なきものである。殊にその効果の如きも一々これを挙げて言う必要はない。只これを実行しさえすれば、千差万別の体躯は格別にその効果を体得するに至るのである。しかもその千變萬化の効験は到底これをつくし得られるものでない。

仮に第1動にはかくかくの効果が有り、第2動にはこれこれの効験が有るといえば、これを聴く者の多くは自己の健康状態に鑑みて、銘々勝手にこれを行うと云うことになるから、反って全一の効果を得ない事になる虞(おそれ)が有る」


と云われて、その後「自彊術」の著書を刊行されるに際しても、各動に対する説明はすこぶる簡明に、その効果に関しては片言も費やされずして今日に至っているのである。・・・(自彊術の解説と実験談から抜粋転載)

人間は健康を保つためには、毎日自ら彊(つと)めて休んではいけないという意味で「自彊術」と命名し、十文字氏は、この体操を広く普及させたいと私財を投じて自彊術道場を建設する。道場を無料で開放するほかに全国各地で講演や実演を行った。


自彊術の普及に努めた 十文字 大元氏と 十文字学園

大正13年12月21日、57歳の若さで逝去しているが、十文字氏が創始した会社は現在も続いているのだ。


十文字学園(東京都豊島区北大塚1-10-33)は、十文字氏の妻こと氏が大正11年に(前身は文華高等女学校)創立している。

こと(旧姓は高畑)氏は、女子高等師範(現在のお茶の水女子大学)を卒業、京都府尋常師範学校女子部(現在の京都教育大学)の教諭、東京市本郷区龍岡町(現在の東京都文京区湯島4丁目)の日本女学校(相模女子大学)教諭を勤めている。

夫の十文字氏が、全国規模で普及活動を行っていた自彊術による体操を、学園の身体教育に取り入れ、現在も同校では朝礼後に、十文字学園伝統の自彊術体操が行われている。

こと氏は84歳で逝去されているが、現在90年の歴史ある十文字学園は、自彊術と共に未来永劫続いて行くだろう。
 
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松平 康國 著「予の実験せる自彊術」には十文字大元氏を誉める言葉が載っている

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イラスト:みなさぶろう

侯爵 松平 康國(まつだいら・やすくに)が書いた「予の実験せる自彊術」と云う本が大正9年に出版されているが、十文字大元氏を誉め称える言葉が載っています。

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中井先生の書いた自彊術の本は、運動に熱心な人達に読ませる目的であって、今日まで広告もされず販売も許されなかったので世間には知られていず、また自彊術の効力がひとつも書かれていない。やらない人には自彊術の良さが伝わっていなかった。

自彊術が世に普及しないことは、深く遺憾とする所であって、一日も早く一人も多く知ってほしく、自彊術とは如何なるものかを世に紹介する次第である。

世の中には大げさな看板を出して、何法何術と名乗って居る者は、入会金とか授業料とか云って50円の100円を取る者がある。通信料を取る者がある。金持ちや貴顕(きけん-身分が高く、名声のあること)に取り入ろうとする者がある。

しかるに十文字君は、自ら巨万の私財をなげうって造った道場を一般の人に開放して、修繕も維持も皆自分でその費用を負担され、道場に来て練習する者からは一銭の費用や報酬をも受け取らず、「運動で身体の良くなった者が、自分と同じ様な病弱者に同情して、一人でも多く誘導するこそ、この上もない報酬である」と言われている。

中井先生の話に「自分がこれまで大病を癒してやった金持ちは幾人あるか知れないが、いずれも治ったら必ず御礼の為に道場を建てますと言いながら、一人もその約束を履行した者はない。しかるに十文字君だけは言ったことを忘れず、しかも金も惜しまずこのような立派な道場を建てられたのは見上げた方である」と。


松平 康國 著「予の実験せる自彊術」から流用転載 イラスト:みなさぶろう

 
 
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自彊術9動は、首の周りに集まるツボを刺激し、新陳代謝を活発にする運動。

第9動 首筋をたたく運動

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首筋には無数のツボが集中し、首は急所だから力を入れてたたいてはいけない。疲れてだるい時などは、この運動が効果的です。
池見酉次郎(いけみゆうじろう)著/自彊術入門より抜粋転載



インターネットで公開されている自彊術(中井房五郎 著/出版年月日:大正7年)
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図1のごとく頭を右の方に傾け、右手の上小端にて耳下の頸筋を6回打ち、次に図2のごとくに右方を左手にて6回打つ。またついでに仰向きてアゴ下を数回軽く打つ。 (注意)敲打の強度は頭脳に振動を感ずるを程度とす。
イラストと文章:近代デジタルライブラリーから流用転載

 
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自彊術の第8動は、頭を左右に振りまわすストレッチ運動で、肩と首の自力整体!

第8動 頭を左右に振り回す運動
第6動、第7動、第8動の一連の首振り運動は、頭を重りにして、七つの頸椎を、前後左右に勢いをつけて振り、リンパ線や気管をを伸ばす運動です。

初めはゆっくり行い、めまいがしたり、フラフラする人は型だけをやるつもりでゆっくり、静かにやるのが良いそう。首筋の自力整体・マッサージです。


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イラスト:近代デジタルライブラリーから流用


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第8動の運動でアゴが肩の上まで行かない人は、耳鳴り、ツンボ、不眠症、短気で怒りやすいそうですが、耳鳴り、ツンボ、短気で怒りやすいは、私の症状に当てはまります (^_^;)。

引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用”

 
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礼に始まり礼に終わる自彊術

自彊術は日本の武道と同様に、全31動を始める前と終わった後、きちんと正座して礼をします。

目を真正面に向けあごを引き、両腕をピンと伸ばし、指先は膝頭からはみ出さない。両手指をそろえて膝の上にのせ、膝頭を開かない。足の親指は重ねないで揃えて座る。

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姿勢の悪い人に効果がある礼の姿勢から、すでに屈伸運動が始まっているのです。但し、座れない人は立ったままで、又は椅子などに腰を掛けてやりましょう。自彊術を続けていけば座れるようになるそうとか。自彊術全31動は自力整体です。
池見酉次郎(いけみゆうじろう)著/自彊術入門より抜粋転載


タグ:自彊術
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自律神経失調症・脳貧血・不眠・精神安定の症状予防に効果がある、自彊術 第7動作

第7動 頭を前後に振る運動
第6動と同じく端座し、両手をひざ頭に置き、イチのかけ声で、アゴが胸板につくまで、頭を急激に振り下げ、直ちにニイのかけ声で、後方にやはり急激に極度まで振付けるのである。

それから引き続き、3・4・5・6・7・8・9・10・1・2のかけ声で、12回行うのである。この場合、上体を曲げぬ様、両腕のヒジも屈げぬ様、又、頭に力を入れぬ様に注意する。

この運動でめまいがしたり、首筋が痛かったりするのは、筋肉、血管神経のいずれもが、硬くなっているからである。



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イラスト:みなさぶろう モデル:Aさん


手はひじを伸ばしひざの上におく。「用意」で頭をうしろにそらせ、視線は天井に。「イチ」で反動をつけ頭を振り下げる。ニイのかけ声で、頭の重さの反動を利用して、思いっきり上を向く。回数は12回。

背骨をまっすぐにして、首に力が入らない様に注意する。動作で大切なのはかけ声で、かけ声で頭にはずみをつけること。

後頭部から後頸部にかけての筋肉が伸び、自律神経失調症、脳貧血、不眠、精神安定の症状に効果が。

自律神経失調症、脳溢血(のういっけつ)、脳貧血、メニエール病体質の方は、最初はゆっくりと行うと良いとのことです。


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引用文献:久保穎子(くぼえいこ)著/驚異の自彊術

 
タグ:自彊術
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首のリンパ腺と気管を伸ばすストレッチ運動の自彊術 第6動

第6動 頭を左右真横に振る運動
頭を重りのようにして、はずみをつけて急激に振るのが本当だが、最初はゆっくりと振らないと、首筋を痛めたり、めまいがしたりするので、慣れるまでは静かに行うほうが良いです。
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自分では肩は水平のつもりで撮ってもらったが、こんなにも傾いている。昔から平行感覚がおかしいが、年齢とともに一段とバランスを崩すことが多くなった。
引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう
タグ:自彊術
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四十肩・五十肩の予防や、肩こり・背中の痛み、ストレスの緩和に有効な、自彊術 第5動作

第5動 胸郭を拡げる運動
裸の男性イラストは、大正7年に出版された、自彊術創始者の中井房五郎先生の本から引用しました。昔は裸で自彊術をやっていたのでしょうか。立てひざでやっているようにも見えますが端座と書かれています。

端座のまま、まず左の腕を、右の肩の上に水平に載せて置く。このとき、左のヒジは、アゴの前、すなわち正面に、手首は首に着け、手は開いたままで、指先も伸ばして置く。次に右の手の平を左のヒジの先に当てて、指をもってつかむ。この時、右の腕も水平の位置に置く。以上が準備姿勢である。

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肘を引いて身体をねじることにより、肩甲骨のまわりの筋肉を伸ばし、また押すことで、胸腹筋が横と斜めに伸縮するので、背中、胸、わき腹にマッサージ効果があるそうです。

参考文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:近代デジタルライブラリー


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肩を上下することで、僧帽筋のマッサージになる 自彊術 第4動作

背後で両手をしっかり組み合わせて、ヒジをぐんと伸ばすと肩幅が開くと同時に、両方の肩甲骨が背骨に近寄ってきて、頸(くび)から肩をおおっている"僧帽筋"がおおいにゆるんできます。

第4動 両手を後ろで組み合わせ、肩を上下する運動(呼吸法)
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首・肩のこりには、第3動と第4動を40回連続してやると効果があるそうです。
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この運動は肺尖(はいせん:肺臓の上部。肺が肩の方へのびている先端)を引き伸ばすのはもちろん、気管および肩甲骨の裏にこもっている熱を発散させる。また背筋や肩甲骨などに絡み付いている筋肉を十分にほどいて、伸縮をつけるのである。と、近代デジタルライブラリーの「自彊術の真髄」に書かれています。

引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう

   

   
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腕や肩が固くて両手が首まで下りず、両ヒジを合わすことができない自彊術の第3動作

準備姿勢で両ヒジをアゴの前で合わせてから始める第3動作だが、肥満で腕が太かったり、肩や腕の固い私には両ヒジがつかないが、努力して毎日続けているとくっつくようになるそうだ。
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第3動 両ひじを一文字に開き、胸郭を広げる運動
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第3動は、胸郭(きょうかく)、背部の筋肉・筋膜がこわばっているのが柔らかくなり、女性にはウエストがしまりバストアップの効果が期待できます。(イラスト:みなさぶろう

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四十肩、五十肩で肩関節が硬くなった人が、自彊術を半年続けたら硬直がとれて、自由に動かせるようになった例があるそうです。

引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう
タグ:自彊術
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胸郭を広げて胸部臓器の伸縮をつける自彊術 第2動作

第2動 肋骨を抱かえて肩を上下する運動(呼吸法)
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肋骨を持ち上げる時、手のひらと胸の間に隙間を作らない。手のひらがピタリと胸に密着していないと、十分に持ち上げられない。

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この運動の目的は、胸郭を広げて胸部臓器の伸縮をつけること。心臓病などを持っている人は、指頭が入っていかないと中井房五郎先生は説いている。

引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう
タグ:自彊術
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肩を持ち上げる時に深く息を吸い込み、肛門括約筋を引き締めるようにする 自彊術 第1動

第1動 下腹を抱かえて肩を上下する運動(呼吸法)
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真っすっぐに伸びた手首と、親指を組んだ手のひらが90度になるように、肩が耳まで付くように意識しながら、下腹をも引き上げるように上げる。

第1動は呼吸法なので、肩を上げる時に深く息を吸い込み、同時に肛門括約筋を引き締めるようにする。下がるときはお腹が出ないように腹筋を意識する。

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肩を上げ下げすることによって、肩のマッサージ効果があり、高血圧の人が第1動を60回やると血圧が20ほど下がるそうです。自彊術は31動作を連続しておこなうところに効果があるのですが、全体を通して続けることができない方は、この第1動作だけでも続けることをお勧めします。

引用文献:医学博士 近藤芳郎先生著/自彊術”その神髄と医学的効用” イラスト:みなさぶろう
タグ:自彊術
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自彊術 第31動は、昔と今とでは全く違う動きになっている。

自彊術 第31動は、中井房五郎氏が創作した当時の動作と現在の動作では、かなりの違いがあります。

自彊術普及会のホームページの第31動 つま先立ちでかかとを床にうちつけるには、「両足先をそろえて直立。両腕をからだにつけたまま、肩をグンと上げ、つま先を思いきり立てる。次にかかとをバンと床に打ちつける。」と書かれています。

現在自彊術教室などで教わる自彊術体操の31動は、下の写真のようにつま先を上げています。

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大正7年に出版されて、現在ネットで公開されている自彊術の本には、次の様に書かれています。

(一)図のごとく両足を揃え、両手を垂直に下げて直立する。(二)図のごとく両肩を上げるはずみをもって跳躍す。
(注意)
回数6回。飛び上がる時は全体を一直線に保ち、決してヒザを曲げることなく、必ず両肩を上げるはずみをもって行う。
また足が床に着く時は、踵のみをもちいて全身に振動をあたえるようにする。

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かなり激しい動きなので、繰り返す回数も6回だった様です。


大正14に出版された、十文字大元 著自彊術の真髄には、一寸(3.03センチメートル)くらい飛び上がり、踵をドシンと下ろす。と書かれています。

実際に、床で飛び上がって踵で着地すると、脳天に響きますが、後が心地よいです(^_^;)。
 
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かたちが出来るとピタッと動かない自彊術 第27動作

自彊術を教わった最初のころは、第27動の動きが理解できてなく、お尻を上下に動かしていた。壁にお尻を付けて腰を落とす方法を、指導の先生に教わるとお尻が動かなくなった。
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肘を伸ばし肩が耳に付くように上げ、背スジをしっかり伸ばし、膝を痛い程思いっきり開く。かたちが出来るとお尻を動かそうと思っても動かない。第27動は見た目よりキツい動作だ。
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自彊術体操の後、背部の療法をお互いに行っています。老化防止と健康を保つことの出来る独特な療法です。
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今日は何故か出席者がいつもの半分程だった。自彊術は自力整体です。
参考文献:池見酉次郎(いけみゆうじろう)著/自彊術入門
posted by みなさぶろう at 22:56 | Comment(0) | 自彊術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自彊術 第27動は相撲の腰割りと同じ

足を肩幅より広く開いて、つま先を外側に向けて立ち、背スジをしっかりと伸ばしながら腰を真下に落とす動作は、相撲の腰割りと同じですが、自彊術の第27動は、肩を耳にくっつけるように持ち上げ、両手のひらを両膝頭の上に置き、両手のひじをしっかりと伸ばしたまま腰を落とします。

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相撲の基礎の四股(しこ)とは、腰割りをした状態から片足を高く上げて下ろす動作です。下半身を全体的に鍛えることができ、体幹が鍛えられて軸のぶれない身体になります。

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身体バランスが日々に悪くなっているのを自覚する前期高齢者ですので、四股を毎日続けて体幹を鍛えたいです。自彊術は自力整体です。
参考文献:久保穎子(くぼえいこ)著/驚異の自彊術
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主婦の友社「健康」にも自彊術記事掲載

わかさ出版「夢21」に続いて、主婦の友社「健康」10月号にも、ひざの激痛に自彊術が効いた!の特集記事が掲載されました。

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自彊術でひざ痛撃退(45ページ)から、自彊術をやるようにしたら腫れも痛みも完全消失した(65ページ)までの20ページに、第1動・第13動・第16動・第24動の4つの動作がひざ痛に効果大という記事が載っています。

 
タグ:自彊術
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日本最高齢の自彊術家、96歳広瀬美和さんの元気体操 動画

自彊術は、大正5年に中井房五郎氏が創作され、今年で百年だとか。高齢者の方の動画を見たので転載しました。

2014/01/28 に公開された YouTube 動画です。
日本最高齢、広瀬美和さん96歳の、自彊術(じきょうじゅつ)元気体操



2014/01/28 に公開された YouTube 動画です。
長生きの秘訣?健康長寿百歳までの体操教室!池袋のカエルおばさん、春日井稀子自彊術(じきょうじゅつ)最高師範の教え



2014/12/07 に公開された YouTube 動画です。
自彊術(呼吸法による健康体操)20141207浦川カルチャーカレッヂ(埼玉県三郷市)


  
タグ:自彊術
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精神安定に良い、自彊術 第29動は男にはきつい動作

あお向けに寝て、両膝頭で床を打つ動作の第29動は、足のくるぶしが痛くて完成できません。
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全身の筋肉を伸ばし、特に腹筋を引き伸ばして強化する。
内臓諸器官の下垂を治して全身の血行をよくし、精神安定、入眠不全に有効。



膝頭が閉じられないし背中も上がったまま、苦悶の姿です。膝で床を打つ動作なんてとてもできません。
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精神安定に良い第29動作は、私には必須運動だが、できない!(^_^;)。自彊術は自力整体です。

タグ:自彊術
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自彊術を「英語」で翻訳すると、屈伸エクササイズ

自彊術を「英語」でネット翻訳すると、"Bending and stretching exercises"に。これを「日本語」に翻訳すると、"屈伸エクササイズ"と翻訳されました。

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なるほど! 屈伸とエクササイズ! 言い得ていますね (^_^)。


タグ:自彊術
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入会すると個別に31の基本動作の指導を受ける

自彊術は31の基本動作で構成されている健康体操です。入会者は皆さんとは別に M先生から31動作の動きと意味の説明を教えを受けます。

昨年9月に新しく入会した時、M先生から1ヵ月ほど31の基本動作の指導を受けた時は、自彊術の動きにはこんなに深い意味があったのかと感動しました。

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私は30年程前にカルチャーセンターで自彊術を3ヵ月ほど受講したことがありますが、阿部式の自彊術だったので、31の基本動作の指導は無く、指導者の動きを見よう見まねでラジオ体操のように動いていただけでした。

阿部自彊術は、裏体操と言う仰向けに寝て一人でストレッチするのが主な、全くちがった自彊術だったのです。

本当の自彊術とは、ストレッチや骨格矯正・指圧など、あらゆる療法が盛り込まれた全31の基本動作からなる自力療法です。

自彊術の特徴は、31動作を行うことで関節が1万数千回も刺激されます。31動作はそれぞれに独立していなくて、実は一つひとつが次の動作の準備運動になっているのです。

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新しく入会した会員には1ヵ月ほど2時間みっちり教えてくれます。手足の角度、身体の動きを細かく指摘し、真剣に指導してくださるM先生の指導の巧さには敬服です。

タグ:自彊術
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自彊術は地下1階の第一武道場で開催

千代田支部の自彊術教室開催場は、中央区立総合スポーツセンター内の地下1階の第一武道場です。
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毎水曜日の午後1時30分から2時30分の開催です。
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現在の会員数は女性30名、男性6名。見学自由です。
自彊術は日本最初の健康体操


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自彊術とは身体が健康になる運動

自彊術とは、ストレッチや骨格矯正・指圧など、あらゆる療法が盛り込まれた全31動作からなる自力療法です。

第26動は股が床から15cmまで開くのが健康体と言われているそうですが、年の割には若いと自負する私でも35cmほどが限界です(^_^;)。若き日の中井勝先生の第26動は見事です。
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第26動は、両足を極限まで開く運動。最初、腰に手をあて、60度に開脚し、「始め」で両足を外側に踏み出す。つま先を外側に向け極限まで開く。開き終わった時「イチ」と声を出す。2回行う。

股関節を十分に広げることにより、骨盤の位置を正常に戻し、足の長さのひずみを矯正。内臓の位置が整うので、内臓下垂の改善、肥満の解消、特に女性の場合、子宮の前屈、後屈が矯正され、また、生理痛、生理不順の改善にも有効。(自彊術普及会本部の自彊術の31動作解説より編集転載)


自彊術の特徴は、31動作を行うことで関節が1万数千回も刺激されます。31動作はそれぞれに独立していなくて、実は一つひとつが次の動作の準備運動になっているのです。

自彊術は、動作が大きくても肉体的な疲労がほとんど伴わないのです。じつに巧みに「はずみ」や「反動」を利用して動かしているからです。

スポーツを行えば、呼吸や脈拍が速くなり、血圧も上昇するが、自彊術はそのような現象がないのです。それは呼吸法が採りいられているからです。

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31動作の後に会員同士でマッサージなどの療法を学んでいます。
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自彊術とは身体が健康になって長生きする為の運動なのです。自彊術は自力整体です。

池見酉次郎(いけみゆうじろう)著/自彊術入門より抜粋転載
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マスコミに現れた自彊術

テレビの人気健康番組で自彊術が紹介されてすぐに5人の新しい入会者がありました。その人気に出版社が2回目の今回は、60ページを割いて詳しく書いています。

「健強体質に変る!若返る!100年体操 自彊術の奇跡」と題した記事が、雑誌「夢21」5月号(わかさ出版)の表紙にも載りました。

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自彊術を最新の理論で解明、100年前の体操でも効果は最先端。物忘れ、認知症、ウツの対策にも、脳に快感物質を増やす、とも書かれている。自彊術ってすごい自力整体なのだ。
タグ:自彊術
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自彊術の始まり

日本最初の健康体操である健身術を創った「中井房五郎」という手技療法士は、満州で治療にあたって居た七年間に、古くから中国に伝わる導引術を学び、独自の治療術を確立して帰国する。

透視能力を持った天才的治療家で、医療制度が未だ不充分であった時代に、現在の按摩、指圧、整体、マッサージ等をミックスした数百種に及ぶ手技療法で難病を治したと伝えらている。

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中井房五郎氏。自彊術の解説と実験談から転載。年齢不詳。


東京の両国に治療所を開くと連日大変な評判を呼び、大勢の患者を治療した。その中にいた、医者から見放された難治の病の、十文字大元という実業家が、中井氏の手技療法によって治癒する。

大正5年、十文字大元氏が中井氏に、一人でもできる治療術はないかとたずね、誰にでも自身で治療できるよう31種の動作からなる健康体操を創作して、中井氏が十文字氏に伝授する。

十文字氏はこの体操を広く普及させたいと考え、人間は健康を保つためには、毎日自ら彊(つと)めて休んではいけないという意味で「自彊術」と命名し、文部省で試演発表する。十文字氏は、私財を投じて自彊術道場を建設して無料で開放するほか、全国各地で講演や実演を行う。

昭和初期ごろには、自彊術は日本初の国民体操としてブームを迎えたが、中井氏、十文字氏が亡くなった後は、後継者に恵まれず、自彊術は衰退してしまう。昭和初期にデンマークからきた、ラジオ体操に押されたのも原因のひとつだったとか。

その後、自彊術が再び知られるようになったのは、自彊術普及会初代会長の近藤芳朗医学博士と幸世夫人の努力によるものだ。

自彊術は、身体の健康のみでなく、心の穏やかさ、調和と自力自彊の精神を培うことを通じて、より豊かな人生を得られるもので、ただの体操ではないところに大きな特徴がある。

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現在、自彊術普及会には 約53,000人の会員がいるそうですが、私も動けなくなるまで自彊術を続けたいです。自彊術は自力整体です。

池見酉次郎(いけみゆうじろう)著/自彊術入門より抜粋転載
posted by みなさぶろう at 00:00 | 自彊術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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